フレデリック・P・ブルックス, Jr.
『人月の神話 新装版 - 狼人間を撃つ銀の弾はない』
滝沢 徹・牧野祐子・富澤 昇 訳, ピアソン・エデュケーション, 2005 年
A5 判 335 頁(目次含む)
最初にご紹介するのは、なんといってもこの本です。
この本は、ソフトウェア開発に携わる開発者から経営者、発注者まで幅広く読んで欲しいと思います。そして、実務経験が数年ある頃が、この本を読んでいて最も楽しい時期かもしれません。
初版は、1970 年代に出版され、その後絶版となっていましたが、2002 年に増訂版として復刻しました。
内容は、ソフトウェア開発に関連する様々なことに焦点を当て、そこで起きた事象や問題点、回避方法などを定量的、定性的に解説しています。
つまり、ソフトウェア開発という中の、そこかしこに掘られている落とし穴を、指摘してくれているのです。
ソフトウェア開発に携わっている人であれば、いくつか思い当たることがあるはずです。